みっつ通信

三森正道という人間が好きなことを好きなように書いているブログ

料理は愛情!

12/10はいい日になった。日頃からお世話になっている今治市在住のMさんが坂爪さん (いばや通信) のお話会 & わたり食堂を開いてくれた。そして、そのイベントに自分も招待されたので行ってきた。
 
 
場所は秋葉原。個人的に何かとゆかりのあるアキバ。会場に着いてみてびっくり。超絶おしゃれなカフェ的空間だった。「デジタルキッチン」というらしく、料理を楽しみながらも会議もできる。
 
【詳細はこちら】Digital Kitchen
 
わたり食堂が13時~18時まで、坂爪さんのお話会が18時~20時までを予定していた。結果的には20時を過ぎてもいられた人は22時ぐらいまでお話をしたりお菓子を食べたりしながらくつろいでいた。それと後片付けなどもしてくださっていた。
 
自分はあまり早く行っても暇を持て余すかもしれないと思って15時を目安に行ったが14時半に着いた。秋葉原への交通費は事前にMさんからセーターやお菓子類と共に自宅に届けられていたのでなんともありがたかった。「もしも精神的な都合で来れなかった場合はこの交通費で弟くんと美味しいものを食べてください」と手紙に書いてあり、その自分の気持ちに寄り添ってくれる優しさがとても嬉しかった。自分はもうこれはイベントに行くしかないなと思った。
 
イベントが開催されるビルに到着した時、ビルの自動ドアが開かずにあたふたしてしまったが、Facebookのイベントページを見るとどうやら週末のためにドアにはロックがかかっていたようだった。自分が到着したことをMさんにメッセージで知らせると、すぐに下に降りてきてくれた。
 
Mさんとは夏の暮れに熱海で会った以来だった。初対面の時もそうだったが、ずっと前から知り合いだったかのような感覚があって、不思議と緊張しやすい自分でも臆することなくMさんとは会話ができる。多分、Mさんのコミュ力が高い説が有力だ。ちなみにMさんは関西弁? を話すきれいな女性である。
 
そして、自分はMさんと一緒にデジタルキッチンへと向かった。
 

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第一印象としては、そのまんま「おしゃれだなぁ」と思った。自分が行った頃にはもうすでに6名ぐらいの方が集まっていた。自分は人前というか見知らぬ人と同じ空間にいるのがあまり得意ではないので、別段誰とも話すわけでもないのにさっそく緊張してしまっていた。
 
メインのスペース以外にも大きな待合室 (会議室) が一部屋あり、自分はそこでとりあえず荷物を下ろした。自分はMさんからズボンを渡したいのでリュック等を持ってきてほしいと事前に伝えられていたので、リュックを持ってきていた。まさかこのリュックが後々活躍するとは。というわけで、その場でMさんからベージュのズボンを頂いた。今はそのズボンを履きながらカフェでこのブログを書いている。サイズが何たるジャストフィット。
 
そして、その後は荷物は下ろしたものはいいもののすでに待合室にこもっていたいと思うくらいにはコミュ障ぶりを発揮していた。しかしながら、たまの外出である。滅多にない人前。せっかく来たからには勇気を出して何かお手伝いしようと思い、自分は待合室を出てキッチンへと向かった。
 
キッチンにいたMさんに何か手伝えることはないですかというと、炊けたばかりのご飯をほぐしてほしいとのことだったので、自分は本日の初クエスト「ご飯をほぐす」をこなした。レベルアップである。
 
Mさんはわたり食堂が始まる前にカレーを仕込んでくれていた。自分は朝から何も食べておらず空腹だったので、カレーをごちになった。Mさん曰く普通のカレーだけど愛情はたっぷり込めたとのことである。自分も「料理は愛情!」だと思っている。なので、本当に美味しかった。お世辞ではない。
 

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上の画像の左側のソファ席に座りながらカレーを食べていると、入り口からいばやの保科さん (Twitter) とMAYUさん (CHAPAWONICA BLOG ~らぶ&ぱぽぷ~) が入ってきた。
 
この時の安心感はすごかった。知り合いがいるありがたみ。保科さんは参加予定になっていたので来ることは知っていたけれど、MAYUさんと会えるとは思わなかった。自分を発見してくれるやいなや、MAYUさんは「みっつ~!」と軽く手を降ってくれた。
 
久々に家族と彼女以外の人と話す機会。自然に振る舞おうと努めたが、自分は宅配をしてくれる配達員の人にさえもどぎまぎするくらいのビビリだということを忘れていた。MAYUさんに「最近どうですか?」という質問を二回ぐらいしてしまったように思う。すばらしいくらいのコミュ障ぶりであった。自分が「こういう場所に来るのは久々なので緊張しています」とMAYUさんに言うと「大丈夫だよ~!」と笑顔で返してくれた。自分はこの時、心の中で「いばやの人たちのコミュ力と器の大きさは半端ない」と思った。
 
MAYUさんとトールインパクト (嘉向徹) さんとChiakiさんの三人が今流行りの恋ダンスを踊っている動画をYoutubeに公開しているのを発見したのでここに貼っておきます。
 

カレーを食べ終え、お皿を片付けにキッチンへ戻った。キッチンで作業をしていた人たちに何か手伝えることはありますかと聞いたら、ホットケーキを作りたいという20代の女性の方がいらしたので自分はホイップクリームをかき混ぜる役割を担った。自分は前にハンドミキサーを買った、そしてそれが届くのが待ち遠しいということをブログに書いたことがある。ホイップクリームを作りまくりたかったからだ。Mさんはその記事がとても印象に残っているらしく、Mさんは自分とホイップクリームを見て「あの伝説のホイップ」と言っていた。
 
自分はスイーツ男子といえるほどお菓子やケーキ作りをしているわけではないが、とりあえず全力でホイップクリームをかき混ぜようと思った。
 

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そうして必死になって右腕を酷使しているときに坂爪さんが登場した。坂爪さんとは三ヶ月ぶりぐらいの再会であった。髪を後ろで束ねていてかっこよかった。
 
ホイップクリームを保科さんとMさんと自分で二個分 (!!) もかき混ぜ終え、自分は待合室へ負傷退場した。この時は16時~17時ぐらいだったと思う。その後は坂爪さんと保科さんと自分の三人で待合室にこもった。
 
坂爪さんと保科さんと久々に話すことができて楽しかった。坂爪さんが「みっつ見てくれ!」と言って自分の眼前に差し出したのはまさかの伝家の宝刀「iPhone7+」だった。プレゼントしてもらったものらしい。たしか10万円以上したはずの代物だ。やばい。さすがいばやだ。反対から読んで「やばい」というだけのことはあるぜ。
 
保科さんはiPadが欲しかったらしく、坂爪さんが前に使っていたiPadを譲り受けていた。そして、なんと自分には同様に坂爪さんが使っていたiPhone5sが!! 奇跡の循環である。ありがとうございます。弟はいまだにガラケーを生きているので、弟にプレゼントしました。
 
そして、色々な恋バナや音楽の話に花を咲かせているうちにお話会が始まる時間になった。Mさんは人前に立つと涙を流してしまうくらいに緊張してしまうとのことで、司会は保科さんがやることに。
 
下の写真でいうと一番奥にあるドアの手前辺りに左から坂爪さん、自分、保科さんが椅子のあるほうに向かって座った。
 

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自分は坂爪さんの隣辺りに座ろうと思っていたが、いざ座ってみると自分はなぜ真ん中をじんどってお客さんのほうを見ているのかふしぎに思った。「あれ、俺って話すんだっけ?」ってなった。でも、坂爪さんの座っている椅子が少し背の高いもので、自分と保科さんは背の低い椅子に座っていた。それに坂爪さんにうまくスポットライトが当たっていたので、無事、主役は坂爪さんって感じになっていた。自分は目の前に高めのテーブルがあることで奥の席の人の顔まではよく見えなかったので、約30名ぐらいの人の目にさらされることにはならなかった。多分、自分の顔が見えていたのは20名ぐらいだったと思う。なので、幸いにもそこまで極端な緊張はしなかった。両脇に頼もしい二人がいてくれたのが大きかった。
 
そうこうして18時を迎えたので司会の保科さんが簡単な挨拶を済ませることに。保科さんが自分のことを「助手の三森さんです」と言ってくれたおかげで、自分は助手という肩書きを得た。そして、坂爪さんも「この二人はいばや関係者です」と補足してくれたので、自分に対して「誰だろうあの人」という視線が来る可能性はだいぶ減ったと思われる。
 
というわけで、お話会が始まった。と、始まった途端にまず自己紹介をすることになった。たしか自分が一番手だったと思う。何も考えていなかったので、しどろもどろになった。
 
「三森です。坂爪さんのいばや通信にもちょくちょく登場するので自分のことを知っている方もいるかもしれませんが…… (しばらく言葉が出ない) ……自分は義務教育を受けていなくて、ほにゃららら~」となんとか挨拶を済ませることができた。続いて保科さんと坂爪さんも自己紹介をし、無事にお話会は始まった。
 
前半の一時間は質疑応答みたいな形で参加者の方たちが挙手をし、坂爪さんに質問を投げかけるという感じだった。いつもの坂爪さんのお話会の雰囲気に近った。場所のおしゃれさも相まっていい感じに進んでいたと思う。
 
坂爪さんの話す言葉は「本当にそうだな」と腑に落ちる。どんな質問であっても真っ直ぐに答える坂爪さんの姿勢を見ていると、自分の心は不思議と自然に還るような安心感を覚えることができた。
 
そして、前半が終わり10分ぐらいの休憩に入った。後半はちょっと趣旨を変えようということになり、坂爪さんは「みっつとほっしーも質問に答えよう」とおっしゃられた。
 
後半が始まる。坂爪さんが参加者の皆さんに「よければ、この二人にも質問をしてください」という説明を付け加えた。すると、参加者の方のお一人が手を挙げ、自分に対して質問をしてくれた。
 
「みっつさんは最初の自己紹介で義務教育を受けていないとおっしゃっていられましたが、どうして義務教育を受けられなかったんですか?」
 
とてもありがたいご質問である。当然自分を知っている人なんて数人いたら奇跡だと思うから、自分が唯一自分を表現しうるであろう「義務教育を受けていない」という一言を覚えてくれていた上に拾ってくれた。
 
自分は緊張しながらも「義務教育を受けていないのは父親の教育の方針です」と答えた。「ということはご両親から勉強を教わったということですか?」と続けて質問していただいたので、「一応母親からは簡単な勉強は教えてもらったように思いますが、実際にはほとんどアパートの周りで遊んでいただけです」というようなことを答えた。
 
そこから自分に対する質問がたぶん6~7回続いたと思う。皆さんが自分を知ろうと興味を持ってくれていることに嬉しさを覚えた。質問を受け、質問に答える。その行程によって、参加者の人たちと何度かコミュケーションを取ることができた。自分は極力気持ちを込めて集中して答えようと思っていたので、最初のうちは心臓が痛かったが、次第に質問に答えていくうちにあまり言葉に詰まることはなくなった。
 
今これを書いていて一瞬硬直してしまった。そういえばある一人の男性が自分に「こうやって大勢の人に見られているとアガらないですか?」と質問してくれたのを思い出した。自分は「テンションが上がらないですか?」という質問だと勘違いしてしまい、「あがりません」と答えてしまった。この一連のやりとりからすると自分は相当アガっていたようだ。幸いにも、「でもそれは悪い意味ではなく、皆さんの質問に集中して答えようと思っているからです。今に集中しているのであがりません。多少の緊張はしていますが」と偶然にも辻褄が合った回答ができていたから多分大丈夫だったと思う。「でもそれは悪い意味ではなく」は微妙な感じだ。
 
そして、一連の質問の中で自分が印象に残ったのは、20代後半ぐらいの男性の質問に答えた時だった。
 
男性が「みっつさんは坂爪さんと出会って色々な人たちと出会う前と、出会った後では何か心境の変化はありましたか?」というものだった。
 
自分は「人は優しいということですかね」というと、男性は少し自分の話をしてもいいですかと言った。
 
「自分は22の時に社会人になって会社に勤めたがパワハラを受け、本当に殴られるなどした。それから心を閉ざしてしまい、人は冷たいものだと思うようになった。でも、今は少しずつ心を開いていきたいと思っている。人は優しいものだと思うようになりたい」
 
そういったようなことをおっしゃっていただいたので、自分は自分なりに答えた。
 
「自分も父親から厳しい暴力を受け絶望を味わった。父親から逃げ出し、それから児童相談所というところに一ヶ月いた。その時期は本当に楽しかった。そして、16になった時には希望を持って社会に出て日雇いのバイトなどをしてみた。けれど、少しのミスで怒鳴り散らされ、自分は期待していた社会とは違うことに心が折れた。こんなにも働くことが大変だとは知らなかった。それから約8年間は買い物に行くぐらいの所謂引きこもり的な感じになった。唯一世界を知ることができるインターネットの世界には現実ではあまりない誹謗中傷や批判などが満ちていた。だから、その世界を本当の世界だと信じ切ってしまい、自分は人は怖いものだと、そして、人は冷たいものだと思った。でも、坂爪さんに出会い、こういったイベントに参加してみると人はみな温かく接してくれた。先ほど人は優しいと言いましたが、人の中に優しさがあると思うんです。余裕がある時は人に優しくできるだろうし、疲れている時は悪態をついてしまうかもしれない。でも、それでも人を信用しようと思った。人の中にある優しさを信用しようと、自分はそう思ったんです」
 
というようなことを自分は集中して答えた。最後に言い切った時、男性の顔を見ると目に涙を浮かべていた。自分は男性が感動してくれたんだと感じた。自分の言葉が心に届いたんだと思った。
 
他にも「これは手放せないと思うものはありますか?」という質問などがあった。自分は「家族と恋人は手放せないです」と答えた。保科さんは「僕は僕だけを手放したくないです」と答えていた。
 
質問に答えている保科さんから出る言葉が印象的だった。「自分は昔、100回やったら100回勝つ自分がいてもいいと思っていた」。勝つというのは得するという意味だ。「でも、現実的には損ばかりをしている自分がいた。それなら損のほうに賭けてみようと思った」。そして、保科さんの今があるということだ。かっこいいなと思った。
 
自分はなかなかいばやメンバーと話す機会がない。いざ会ってみても何を話せばいいのかわからなくなってしまう。でも、こうしたシーンを目撃することでその人の一面が垣間見られた気がして、おこがましいけれど「どこかでつながっている」という感覚を覚える。自分は一人ではないと思える瞬間がたしかにある。
 
他にもいろいろな質問があった。自分的にはとても濃密な時間となった。しっかり気持ちを伝えられたと感じられたことが自分の胸をほんわかさせた。
 
お話会は無事終わり、皆さんと写真を撮らせてもらったり、挨拶を交わしたりと自分は最初来た時は想像もしていなかった出来事が多く起きた。行ってよかったなと思えた。今回主催していただいたMさん、太陽みたいな坂爪さん、少年のような保科さん、来ていただいた皆さんに感謝をしたい。すべての人が主役だ。
 
 
最後に皆さんから募ったドネーション (寄付) の金額を自分が数えることになったので、お金が入った箱を開けてみると多くのお札が入っていた。「自分とほっしーとみっつとで三等分にしましょう」という太っ腹な坂爪さんのおかげで自分は滅多にお目にかかれないお札を手にすることができた。ありがとうございます。一万円は弟にあげました。
 
そして、最後にビッグなプレゼントがあった。では、そろそろ解散しましょうかという流れになった時にわたり食堂のために皆さんが持ってこられていた食料の数々が結構な量余っていた。坂爪さんがみっつにあげたらどうかなと言ってくれたおかげで、なんと紙袋ニ袋分とリュックにパンパンになるほどの多さ! のお菓子と果物とお米2kg等たくさんの愛を貰った。その後にMさんからマフラーも頂いた。
 
主催のMさん曰く、今回のイベントでは「最後にお菓子を貰っていたみっつさんの嬉しそうな表情しか印象に残っていない」とのことでした。どうやら嬉しさが全身から溢れ出してしまっていたようです。
 
それにしても結構な長文になってしまいました。本当にいい一日でした。そういえばこの日の出かける直前に通販で購入していた座椅子が届いていたので、帰った後は貰った物の中身を楽しみに取り出す作業 + 座椅子を開封し腰を落ち着ける作業もあり、なんとも充実した一日に。その一人用のソファに座りながら、弟に買ってもらった缶チューハイを飲みつつ、この日あった出来事を弟に語っていた時間は至福でした。しばらくするとうとうとしてきて、そのまますばらしく心地よい疲労感とともに安らかに眠りにつきました。
 
本当にありがとうございました!
 

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