みっつ通信

三森正道という人間が好きなことを好きなように書いているブログ

驚愕の三万円!!

つい先日坂爪さんから連絡が入った。内容はなんと自分と坂爪さんを箱根温泉 (食事付き) に招待してくれている男性がいるとのことだった。自分は少し考えたあと、「行こう!」と決めて、坂爪さんに返信をした。
 
そして、昨日自分は柏から小田原駅へ向かった。待ち合わせ時刻は11時50分だったけれど、電車が遅延に遅延を重ね、自分が到着したのは12時近くになってしまった。
 
坂爪さんは小田原駅のプロントにいたので、そこで合流した。会った瞬間に「みっつこれお年玉! 交通費の足しにして」と封筒をいただいた。自分は今までもお年玉を貰ったことは子供時代から考えてもあまりなかったので、とても嬉しく感じた。
 
12時にその自分たちを誘ってくれた男性と待ち合わせることになっていたので、プロントを出て、小田原駅のロータリーで待っていた。そこでは坂爪さんに洋服をいただき、自分は最近もらってばかりだなと感じた。それと「ほしいも」ももらった。
 
少しすると男性がお見えになった。男性 (以降Kさんと呼ぶ) は30代前半の方で、以前国立でのトークセッションに来たことがあるとおっしゃっていた。自分と坂爪さんは車に乗せてもらい、そのまま箱根にある「天山湯治郷」へKさんは連れていってくださった。
 
天山湯治郷は露天風呂で、自分は久しぶりに入る温泉にのどかな気持ちになった。ひとっ風呂浴びたあとは二階にあるお茶ができる場所のテラス席でコーヒーフロートをごちそうになった。温泉に入ったあとのコーヒーフロートはまるで人生をゴールしているような気持ちになる。そこではKさんと坂爪さんは漫画「バガボンド」の話で静かに盛り上がっていた。最近坂爪さんはバガボンドの原作「宮本武蔵」にはまっているとのことで、なんと全部で8巻もあるらしい。バガボンド並に面白いと言っていた。
 
そのまま私たちは坂爪さんからの「熱海の家に食べ物がいっぱいあるから食べてほしい」というありがたい提案により、熱海は坂爪邸へ向かうことになった。坂爪さんのお家は今までムラキテルミさんという方が名義人だったのだけれど、坂爪さんは以前いばや通信で名義を変えなければいけないことになったと書かれていたので、自分が「名義どうなったんですか?」と聞いてみると、なんと「昨日名義が変わった!」のだと教えてくれた。これで正真正銘? の坂爪さんのお家だ。
 
移動中の車内ではバガボンドの話の流れもあり、「真の男とは」、「真の女とは」という話で静かに盛り上がった。正直、自分には「真の男とは」を表現することはできない。坂爪さんは「真の男・真の女」について考えていれば小さなことで悩まなくなるんじゃないかと言っていた。自分は「たしかに」と思った。坂爪さんは選択肢があったとき、「損をするほうへかける」ことに真の男を見るとも言っていた。いばやの男性陣にはそういうところがある、と。坂爪さんは真の男について考えたとき、豪邸を持つとか、高級車に乗るとか、そういうところからは離れていくんじゃないかというようなことも言っていた。
 
自分にとっての真の男とはなんだろう。真の女には母性的なものを見るけれど、真の男には一体何を見るのか。坂爪さんは「真の男」を片鱗でも表現できたらすごいよと言っていた。自分にはわからない。けれど、宮本武蔵もそうだけれど、真の男とは自然と一体化している印象を受けることがある。
 
自分はこうしてひとつのテーマについて深く掘り下げようとしている時間が好きなのかもしれないと思った。安心できる答えを出すのではなく、ただ問いについて考える。自分は最近いばやの徹くんと話をしたときに「自分は何にも考えてないんだな、やばいな」と思ったという話を坂爪さんにすると、坂爪さんは「やばくないよ、弱いから考えるんだ」と言った。その返答がすぐに出てくるあたり、すばらしく考えているなと思った。敬服である。
 
途中郵便局へ寄り、ほどなくして熱海の家へ着いた。自分にとって約三ヶ月ぶりの逢初庵だ。熱海の家には喫茶ラムピリカの店主ちあきさんが料理を作って待ってくれていた。ちあきさんは上品で美しい方である。さて、ご飯でも食べましょうと食卓に次々と準備された品々はとても豪華だった。「豚バラ肉と大根の煮物」、「鮭 (ゆずをかける) 」、「ぷちぷちのいくら」、もう一品名前がわからないけどお惣菜もあった。そのおかずの軍勢を玄米で食べる。最高においしかった。ちあきさんの準備してくださった料理を前に坂爪さんは「真の女ですね」とポロッと言っていた。ちあきさん曰く「真の女とは、強くて美しい」。
 
食後も坂爪さんはシュトーレンやスイスのチョコレートなど出してくれて、自分はありあまる幸福を感じた。Kさんは「自分が食事を奢らせていただこうと思っていたのに、まさか自分がごちそうになるとは」とおっしゃっていた。ご飯を食べ終わった後は、Kさんとちあきさんとお話をさせてもらった。坂爪さんはその日お花を渡した人から届いた三万円もする圧力鍋を夢中でいじくっていた。坂爪さんの心遣いは異次元である。
 
Kさんは翌々日から千葉で「ヴィパッサナー瞑想」に10日間ほど参加する予定とのことだったので、「瞑想」についてお話を聞かせていただいたりした。印象に残っているのは、Kさんが「もし彼女のいる前でも座禅を組み続けたらどうなるだろう、怒られるかな」と考えながら、彼女さんがお風呂から出てきても、ずっと座禅を組み続けたという話だった。案の定怒られたらしい。おもしろくて笑ってしまった。ちあきさんは「怒られるかなと考えながら座禅を組んでいたから怒られたんじゃないんですか」という的確なツッコミを入れていた。
 
Kさんは林業を生業とされている方だ。切った木が自分のほうに倒れてくるとか、やはり何度も危ない目に遭っているそうだ。林業は作業場が数ヶ月単位で変わるらしく、それに応じて住まいも転々とすると言っていた。そして、そういう暮らしが好きだとも言っていた。
 
そういった話を聞かせていただいているうちに時刻は17時になり、Kさんはそろそろ帰りますとおっしゃられた。そして、もしよければ自分のことも小田和駅まで送ってくださるとのことで、自分はお言葉に甘えることにした。もう少し坂爪さんとちあきさんとお話をしたかった気持ちもあるけれど、このタイミングで帰らなければ一泊することになってしまうので、自分は家に彼女がいるというのもあり、熱海の家をお暇することにした。
 
改めて前回来たときよりも熱海の家は坂爪さんの愛によって、さらに開放感溢れる素敵空間になっていた。贈り物が循環している感がすごかった。面白かったのは、坂爪さんが煙草を吸いに出かけたのかふらっと表に出ていって戻ってきたと思ったら、「みかんもらった! 貰うのが得意なんだよね!」と10個近くのみかんを多分近所の人から貰ってきたシーンだった。
 
自分が熱海の家をお邪魔したあと、Kさんに車で小田原駅まで送ってもらい、そして、そこから2時間40分ほどかけて自分の住む街まで帰った。自分はあまり乗り物が得意ではなく、電車や車に長く乗っていると少し酔ってきたりしてしまう。行きは3時間半ほどかかったので、熱海までの車移動もろもろ含めると、実に一日で移動していた時間はトータル7~8時間だった。自分の家の最寄り駅に着くころにはへとへとだったけれど、改札口を出ると、そこには彼女と弟が待ってくれていて一気に元気が出た。
 
そして、今日の出来事を話しながら家に着き、彼女分に持ってきていたほしいもを彼女に渡したりしながら、荷物を整理していると、その日のお昼に坂爪さんからもらったお年玉の封筒が出てきた。
 
「いくら入っているんだろう」と少々現金な淡い期待を寄せながら、封を開けてみるとびっくり、なんと、そこには驚愕の三万円 (!!) が入っていました。
 
正直、恐れ多い額で、簡単に手をつけられる気がしないですが、ありがたく使わせていただきます。というわけで、12月はほんとうにいろいろあって、なんだか楽しく過ごせているように思います。年が明けるまでにもう一本ブログが更新できるかわかりませんが、皆々様、よいお年をお迎えください!!