みっつ通信

三森正道という人間が好きなことを好きなように書いているブログ

これが俺のバレンタインデーの過ごし方だ。

バレンタインデー前日。今日は(今日も)彼女と一緒にいた。彼女は14日は仕事なので13日に一緒にバレンタインチョコを作ることになった。そう何を隠そう去年のバレンタインデーも彼女と弟と自分の三人で一緒にクッキーを作ったのだ。今年はアーモンドココアクッキーとトリュフとスコーンを作ってみようということになった。
 
今日(13日)は一番最初にクッキーを作っていた。弟は寝ていたので彼女と。二人で生地をこねこねしているとき、彼女に「電話かかってきてるよ」と言われ、あわてて自分のスマホをのぞいてみると母親からの着信だった。はいもしもしなんでしょうと出てみると「明日バレンタインだからチョコを渡そうと思って」とのことだった。母親は毎年私たち兄弟にチョコをくれる。電話がかかってくる前に自分は母親に「今日は彼女と一緒にチョコを作ってるよ!☆」とLINEでメッセージを送っていた。なので母親は電話越しに「本当は家にちょろっと寄ってチョコだけ置いていこうと思ったんだけど彼女と一緒で悪いから」と気を利かせてくださり、私に「最寄駅まできてくれないかなチョコ渡すだけだから」と言った。
 
先日のブログにも書いたが母親の誕生日が近いこともあり、次会うときはお酒を渡そうと思っていた。電話がかかってきたのが17時すぎで母親との待ち合わせが18時半だった。まだ時間はある。自分は内心バレンタインクッキー作りを中断して母親にプレゼントするためのお酒を買いに行きたいと思った。彼女にその旨を伝えようとする前に彼女の口から「お母さんのためにお酒でも買いにいきたいね」と提案があり、自分は「よっしゃ!」とすぐにヒゲを剃り始める。その時彼女が「お母さんにもクッキーを渡したいね」と言ってくれた。あとは生地を15分ほど焼くだけで完成だったので、クッキーをオーブンにいれ、その間に身支度をすませた。
 
自宅から徒歩15分ほどあるスーパーへやや急ぎ足で向かう中で自分はふと思った。彼女と母親を会わせたいなと。彼女と付き合って二年近く経つが、自分の母親と彼女を会わせたことは今まで一度もなかった。これはちょうどいい機会だろうと母親に連絡を入れ、彼女にも心の準備をしてもらった。
 
近所のスーパーで自分が目をつけていた焼酎を二本ほど買い(お酒を買うお金を与えてくれた坂爪さんに感謝や)、早足で駅前に向かった。待ち合わせ時刻ちょうどに改札前に着くとそこには母親の姿があった。思えば去年の11月から会っていなかった。さっそく母親と彼女が挨拶を交わす。自分と似て緊張しいな彼女は母親に会う前から結構緊張している様子だった。自分の母親に会うというのに自分まで少し緊張していたが実際に会ってみるといつもの調子で元気そうだった。母親に友達どころか恋人なんて一度も紹介したことがなかったので、母親の振る舞いがどうなるのか皆目見当もつかなかったが、拍子抜けするほどに普通の大人の対応だった。彼女に対して「まじめそうね」とか「やさしそうな子だね」とか「こんな息子で本当にいいんですか?」とか(おいっ! とツッコミをいれておいた)テンプレートな言葉もあり、礼儀正しい母親を前に自分は「自分の母親は普通だった」と胸のどこか奥のほうで安心した。今まで母親とは親と子というよりも友達という感覚で話していた。自分たち兄弟と話す以外での母親を見たことがなかったので、そこに自分の"母"としての振る舞いをする母親を見て、一般的な母としての母を初めて見た気がした。
 
母親はすぐに帰らなければいけなかったので10分ほどの会話をしたのちに別れた。彼女は緊張したせいか汗がたらたらだった模様。彼女はお母さんから私(みっつ)に対しての愛を感じたと言ってくれた。何気ない一日がどことなく特別な日になった気がした。帰宅後、弟も起きてきたので三人でお菓子作りの続きをした。彼女の職場の同僚の人たちにもバレンタインのお菓子をあげようと可愛い小袋にクッキーやトリュフをいれる作業もした。男の兄弟がバレンタインの日に自分たちで作ったお菓子をせっせとラッピングするという。一般的な男のバレンタインデーの過ごし方と比べると少し似つかわしくない一日となった。弟に言わせりゃ「俺たちに当たり前なんていらないよ」とのことだ。言葉はかっこいいが実際にはとても可愛げのあることをしていたように思う。
 
日にち的には明けて今日がバレンタインデーなんだけど、自分的にはもう今年のバレンタインデーは終わった感じだ。そういえば今日は嬉しいことがあった。自分のほしい物リストを見てくれた方(以前贈り物をしてくれた方)がウイスキーとコロナビールを「これはみっつさんにもらってもらおう!」と思ってくださったらしく、なんとバレンタインのチョコと合わせて自分のところに送ってくれるとのこと。もう素敵だとしか言いようがない。人とのつながりで思い煩ってしまうときもあるけれど、こうやって喜びをプレゼントしてくれる人の存在に励まされる。自分に「生きろ」と伝えてくれている気がする。ありがとうという言葉しか出てこない。もともと記念日はあまり得意なほうではなかったけれど、最近は本当に記念日が記念日になっていっている。ありがとうございます。今年のバレンタイン、ゴールできました。