みっつ通信

三森正道という人間が好きなことを好きなように書いているブログ

本音で話せる相手がいる。

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目が覚めた瞬間から思考が止まらない。多分、余計なことばかり考えている。
 
弟が朝シャンを終えて風呂場から出てきた音がする。逃すまい。私は起き上がり、布団もたたまずにトイレへ向かう。トイレへ向かう動線に洗面台があるので、鏡の前で髪を乾かしている弟に一言(異様なテンションで)「おはよう!!!」と言う。弟も半分苦笑いで「おはよう」と言ってくれる。そして私はトイレで用を足す。トイレから出る。弟は洗濯機を回している。私は歯を磨き、ささっとシャワーを浴びる。風呂場から出ると、弟は脱水の終わった洋服を洗濯機から取り出し、寝室へ移動した。私はささっと体を拭き、顔に化粧水をつける。それからおもむろに居間に置いてある扇風機の前に移動する。居間と寝室はドアを一枚隔てているだけなので、弟が寝室で洋服をハンガーにかけている姿は目の前に見える。私は寝室に入り、自分の布団を畳む。弟は洋服をハンガーに掛け終え、次は外に干してあった布団を取り込み始めた。
 
弟が取り込んだ布団をコロコロでコロコロしている。私は自分の布団を畳み終えた。私は居間にある扇風機の前にまた戻る。弟はコロコロを終えた布団を畳み始めている。私は様子をうかがう。弟が布団を畳み終え、寝室にもう一台ある扇風機の前に座って一瞬涼み始めた。今しかない。そう思った私は弟に話しかける。
 
「今日も暑いですな!!」
 
弟も「うむ」といった感じで頷く。私は続けざまに「最近、いろいろと考え事ばっかりしちゃってる」と言う。弟は私の顔を見る。私は頭で考えながら話すというよりは思考をまったく使わずにただなんとなく話したいことを垂れ流し始める。

無理に話さない。

「やっぱり人ってトークイベントみたいなものに出るとなんというか心境の変化が起こるよね。俺もこの間菊名の家でトークイベントしたって言ったじゃん?あれからちょっといろいろと考え始めてる気がする。この前さ、すごいいい文章見つけたんだよね。ディベートって知ってる?弁論大会とかあるじゃん。ああいうのは自分の意見を曲げないことが重要(目的)なんだってね。自分の主張を押し通したら勝ちみたいな。でさ、対談ってあるじゃん。対談はさ、参加者の考え方が変わったら良い対談なんだって。で、この前俺が参加したトークイベントはさ、一応自分は話す側でのゲストって感じでの参加だったんだけど、どちらかというと参加者と登壇者が各々話したいことを話しましょうという対等な立場でお話をするっていう言ってみればお話会みたいなものだったのよね」
 
「ほほー」
 
「で、休憩時間を省くと1時間半ぐらい話す時間があったんだけど、その間俺は一言ぐらいしか喋らなかったんだよね。主に坂爪さんとまゆさんが話してたんだけど。でもさ、俺とくに話したいことがなくてさ。寝不足も影響してたかもしれない。たださ、俺が話してなくても、なんというか沈黙?みたいな誰も話さない状態みたいな時間はほぼゼロだったんだよね。つまり俺がさ、そこでたいして話すこともないのに話さなくちゃ!と思って話してたら、参加者の人の話を遮っていた可能性もあって。だから、結果的にだけど、無理に話さなくてよかったなって思えてるんだ」
 
「成功させなきゃって思って話すのは嫌だよね」
 
「そうそう。話さなきゃ、じゃなくて、勝手に口から言葉が出てきちゃうのが理想だと思うんだ。今みたいにね(笑)。多分、俺もあそこで無理をして何か話してたら中途半端に満足してしまって何も顧みなかったと思う。けど、あの時無理をしなかったから、今こうして少し考え方に変化が起きてるんだよね。結果として自分にとっては良かったと思う」

話すは離す。

「それでさ、最近は自分は変化を望んでいるようで。こういつもと違ったことをしていきたいと思ってるぽいんだ。だから、昨日もちょっとブログいじってさ。鉄砲玉のメンバーのリンクをまとめてみた。で、まとめてみるとさ、みんなが書いてる文章をつぶさに読むことになるじゃん。そうするとさ、みんなもれなく人柄がいいのよね。いい意味でまともでさ。みんないろいろやってるの。ってなってくると俺って大丈夫なんかな?て思えてくるよね。ろくにうまく人とコミュニケーションはとれないし、心の中ではそれなりに悪態もついてるから、自分の心がどろどろみたいだなって」
 
「ひとと比べちゃだめでしょ」
 
「そうだよね!俺は俺だ!だよね!いやあ、やっぱりなんだかんだいっても話すは離すですよね。良ちゃん(弟の名前)に話すと、なんか自分の中心に戻るっていうのかな。やっぱり誰でもいいわけじゃない。こう話をしている時にがんがんアドバイスされたら、ああそうですか、ってなっちゃうし、こうじっくり話を聞いてくれる人の存在が必要ですよね。居場所は場所ではなく人間だなと改めて思う」

惰性の反対は変化。

「......ほんとさ、やりたいことってやりたいうちにやりたいよね。やりたいって思ってることって放置しておくとそのうちどうでもよくなっちゃう。で、やりたいを放置し続けると、どこかのタイミングでダラっとくる。多分、やりたいことができてないからかなと思う。だから、やりたいが頭に浮かんだ瞬間にキャッチしていくというのかな。そうすると行動に移しやすい。例えばさ、本当はゲームやりたいのに人付き合いがあるからって人付き合いを重視してると、せっかく人と会ってるのに集中できない。逆もそう。人と会いたいのに傷つくのが怖いからとゲームに走ったら惰性が溢れる。惰性の反対は変化だよね。やりたくないことを無理にやると惰性にはまるし集中力がなくなるけど、その瞬間にやりたいと思ったことをやっている限りは常に変化してるし集中力も持続する」
 
「うむ」
 
「でも、ダラダラするってなんだろう?俺らってニートだけど、ダラダラはしていないよね。毎日何かしらやりたいことというか、やるしかないことがいっぱいあって。いつも何かに集中してる」
 
「ダラダラはしていないね」
 
「ここ2~3年はいつも何かしている。5年ぐらい前はもっとダラダラして時間を無駄にしていたような気がする。ダラダラしてるときって本当は何かを望んでいるときなのかもしれないね。したいことがあるけどできないときとか。何かに反発している状態というか」
 
「ほう」
 
「それにしても良ちゃんとか自分の身近にいる人たちは俺から見ると精神が超安定しているように見える。実は超悩んでたりするかもしれないけど。俺なんて一時間ごとにこう波が(身振り手振りで表現する)ぐわんぐわんとあるぜ」

本音で話せる相手がいる。

「なんか今話してることブログに書ける気がしてきたよ。今こうやって話してることをそのまま書けばいいんだよね。本音だから。本音を書くからすっきりするんだよね。俺いつもブログだと変にかっこつけちゃうからだめなんだ。思い立ったが吉日ならぬ思い立ったが吉時」
 
「うんうん」
 
 
そして、自分は満足気にPCの前に座った。が、うまく書き出せない。
 
立ち上がり言う。
 
「さて、何事もまずコーヒーを飲んでからですよね!!」
 
「あれ何事もまず食べてからじゃなかったっけ」
 

 

私はコーヒーをいれ、パソコンの前に座り直し、今ここまで文章を書き切った。
 
本音って誰にでも話せるものではない。だからこそ、何を言っても受け入れてくれる相手がいることは凄く幸福なことなのではないかと思う。良ちゃん、今日も話を聞いてくれてありがとう。心を込めて。