みっつ通信

三森正道という人間が好きなことを好きなように書いているブログ

あの地平線 輝くのは どこかに君をかくしているから

自分は二人兄弟で、自分は長男。一年半ほど年の離れた弟がいる。今は、弟と二人暮らしをしている。家は2DKのアパートだから決して広いとは言えない。キッチン、寝室、リビングルームの三つの部屋がある。二人とも起きている時間のほとんどをリビングで過ごしている。6畳のリビングに二台のパソコンを置いているので、一人当たりのプライベート空間は狭い。それでも、最高に居心地が良いのは、お互いがお互いの領域に踏み込まないからだ。お互いがひとりでに好きなことをやり続けている。話しかけたいときに話しかける。ずっと連れ添ってきた家族なので、初対面の人とのコミュニケーションにありがちな「気を使って話しかける」みたいなことはない。
 
月並みな表現になるけれど、弟は空気のようなものだ。空気のおかげで呼吸ができるのと同じように、同じ空間にいてくれるだけでどこか安心感がある。まさに弟【家族】はホームだ。弟が「ちょっとコンビニに行ってくるね」と言って出かけても、ずっとそばにいるような気がする。いろいろあって家に帰ったときに弟がいてくれるだけでほっとする。例えが下手かもしれないけれど、外国に行って帰ってきたら、日本にものすごく安堵感を覚えるような感覚と似ている。「ホーム」という言葉が指す対象が違うだけだ。
 
宇宙人が地球に襲来してきたら、全人類は「地球人」として一体になるだろうという話を聞いたことがある。きっと、最初から人間はつながっている。どこで分断されてしまったのだろう。どの瞬間に孤立感を覚えてしまうのだろう。自分の好きな人には、「生きているだけで嬉しい」と思う。あなたがどこかで生きていてくれるだけで嬉しい。たとえあなたが死んでしまったとしても、わたしの心に生き続ける。そう人類に対して思えたらどれだけ幸せだろう。
 
井上あずみの「君をのせて」という曲に「あの地平線 輝くのは どこかに君をかくしているから  たくさんの灯がなつかしいのは あのどれかひとつに 君がいるから」という歌詞がある。好きな人と一緒に思い出を作りたいと思う。生きていることが辛くなったときに、自分の好きな人と一緒にいることで救われることがある。それは、その人との間にいろいろな思い出があるからだ。同じ景色を見てきたこと。同じ気持ちを共有してきたこと。好きな人と一緒にいることが楽しいのは、そこに愛があるからだ。いつか消えてしまうとしても、これからも好きな人との思い出を残していきたいと思う。常識に蹴飛ばされたとしても、今、愛のままに生きていきたいと思う。永遠に。